「正直に言いますと」と「実は」と言う言葉
「正直に言いますと」や「実は」の言葉ですが、私はこの言葉を聞いた時に相手に恐ろしさや不信感をもちます。
この言葉を使う時は、知っている事実を発生後すぐに相手に伝えず、しばらく時間や日にちが経ってしまっていることが多く、
言わないといけなくなった時に冒頭には必ずつける言葉だと思いませんか?
文字だけを見ると、「正直に言いますと」は、事は正しいとこのようにも見えますが、
伝えるまでの時間の経過によって問題が大きくなったり、忘れてしまって事実が伝わらず、
重大な問題に発展する可能性があるとても危険なことです。言い換えれば、「隠していましたが」と言っているのと同じなのです。
誰でも事実を後で言われると、それまで騙されていたようにも感じますよね。
だから私は「正直に言いますと」と「実は」は使わないように会社のルールにしています。
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